ソニー、角川グループの筆頭株主となり戦略的資本業務提携
ソニー株式会社は、戦略的資本業務提携を締結し、角川グループの筆頭株主となりました。この記事では、この契約の詳細について詳しく説明します。ソニーは角川株の10%を保有
角川グループは独立性を維持
新たな提携契約に基づき、ソニーは約1,200万株の新株を約500億円で取得した。これらの株式は、2021年2月に先に取得した株式と合わせると、現在、ソニーの角川グループ株の約10%を保有していることになる。今年11月、ロイター通信はソニーが角川グループの買収を計画していると報じた。ただし、この提携により、角川グループは独立した運営を維持することができます。
今回の戦略的資本業務提携契約は、プレスリリースにも記載されているとおり、以下のような共同出資やプロモーションを通じて両社の結びつきを強化し、「両社の知財価値の最大化」を目的としています。角川グループのIPを実写映画やテレビシリーズとして世界配信、アニメ関連作品を共同制作、ソニーグループを通じた角川グループのアニメ作品やビデオゲーム作品の世界配信・出版、角川グループの影響力拡大など。
KADOKAWAグループCEO 夏野剛氏は「ソニーと資本・業務提携合意に達したことを大変嬉しく思います。今回の提携により、当社のIP創出能力がさらに強化されるだけでなく、ソニーのグローバル展開もサポートされることが期待されます」と述べた。これにより、当社のIPメディアポートフォリオの選択肢が増え、世界中のより多くのユーザーにIPを提供できるようになります。」また、この提携が世界市場における両社の進歩を大きく促進すると信じているとも付け加えた。
ソニーグループ株式会社 代表取締役社長兼最高執行責任者兼最高財務責任者(CFO)の戸塚裕樹氏は、「ソニーは、角川グループの広範なIPおよびIP創出エコシステムとソニーの強みを組み合わせることで、アニメやゲームを含む幅広い産業を推進してきました。当社は、社内のエンターテインメントコンテンツの開発において、知的財産の価値を最大化するための角川グループの『グローバルメディアポートフォリオ』戦略とソニーの長期ビジョン『クリエイティブエンタテインメントビジョン』の実現に向けて緊密に連携してまいります。」
角川グループは多くの有名 IP を所有しています角川グループは、国内市場、特に日本のアニメや漫画出版、映画、テレビ、さらにはビデオゲーム制作などのさまざまなマルチメディア分野で大きな影響力を持つ日本の複合企業です。最も注目すべきは、『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった』や『Re:ゼロから始める異世界生活』、『ダンジョン飯/デリシャスダンジョン』などの人気アニメIPを保有していること。エルデンズサークルやアーマード・コアを開発したフロム・ソフトウェアの親会社。
フロム・ソフトウェアはまた、TGA Game Awards で、「エルデン リング」の協力および独立したスピンオフ作品である「エルデン リング: レイン オブ ナイト」が 2025 年に発売されることを発表しました。