物議を醸したGTA 6のパロディ作品「Grand Taking Ages」の開発チームが、ソニーによるPlayStation Storeからの削除後にSteam掲載で再浮上しました。
制作者によると、この風刺的な経営シミュレーターでは、架空のゲーム開発スタジオを運営する体験が可能です。

先月PlayStation Storeに登場した同作は、AI生成の疑わしいアートワーク、荒唐無稽なゲームプレイ主張、捏造のプレス称賛など、RockstarのGTA 6長期待機を揶揄する内容でした。2025年5月リース予定と偽装されたにもかかわらず、ソニーは当然ながら本作を削除しました。
開発元ViolarteはIGNに対し、Steamの要件を満たすための重大な変更を報告:
- タイトルから「VI」を削除
- ブランディング要素の再設計
- 風刺目的を強調する宣伝素材の改訂
Steam版では、風刺的コンセプトを強調した新トレーラーとスクリーンショットを公開。ただしAI生成コンテンツの痕跡(SteamのAIポリシーに準拠して開示された不自然なボイスオーバーなど)は残っています。

ViolarteはValveとは異なる戦略を取り、早期にプロジェクトの風刺意図を共有しました。「事前相談によりプラットフォームガイドラインとの整合性を確認できた」と広報は説明。
開発側は「Grand Theft Hamlet」など前例を挙げ、パロディ作品のプラットフォーム掲載権を主張。Steam承認の改訂内容が懸念点を解決したとして、ソニーに再考を求めています。
ソニーが初期掲載を許可したことは驚きでしたが、Steamのオープンな市場ではAI関連作品を含む問題作が増加中です。
本家GTA 6は2025年秋にPlayStation 5/Xbox Series X/S向けにリリース予定です。